梨のこじきむき、柿の殿様むき
昔から、
「梨のこじきむき、柿の殿様むき」
と言いますね。
殿様は鷹揚だから、皮をむかすと厚く剥く、こじきは、少しでもたくさん食べたいから、薄くむく。
だから、皮の薄い梨は、こじきに、皮が厚く、外側が渋い柿は、殿様にむかすと良い。
とね。
要するに、なしの皮は薄く、柿の皮は厚くむけ、ということですね。
さて、上の写真、左右のどちらが、夫がむいたものうさママがむいたものでしょう😃
昨日切って、冷蔵庫に置いておいた大根の、真ん中の部分を使って、柿なますです。
大根は皮ごと薄い輪切りにしてから、千切りに、
柿は、皮を剥いてから縦に切って、千切りにしました。
大根には塩をしてしばらくおき、水で塩を洗い流してから、柿と合わせ、米酢を加えました。
合わせずでもいいのですが、大根には塩がしてあるし、柿は果糖が豊富で甘いから、酢だけでいいかと。
ここに出汁を加えれば完成なんですが、今日は出汁無しです。
そうそう、「生姜の皮剥く馬鹿、大根の皮むかぬ馬鹿」とも言いますが、私は、生姜は皮ごとでも、皮を剥いてでも使いますし、大根も、皮ごとでも、皮を剥いてでも使います。
あ、ついでに、柿の…とよく似た言い方に、
「餅はこじきに、魚は、殿様に焼かせよ」というのも有りましたね。