お前は、お父ちゃんの子ぉじゃのう
実家に帰って、母に、「きわいまめ」を見せると、
「作ってきてくれたんこ」
と喜んでくれました。
それでも、
「大きいのう。こんな大きないで!
この半分くらいや。
ほんで、これでは座りが悪いわや!」
そう言われてもねえ、私の記憶の中では、こんなまん丸で、大きかったんやけどなあ…。
何しろ半世紀も前のことです。
覚えれませんよ。
「お前は、こう、形が想像できんのこ?
お父ちゃんの子うじゃのう。」
「ほんまに、おんなじ子おじゃのに、なんでこう違うんじゃ?
長男の方がマシじゃ!」
ほーい、始まりました。
「ほんな、どんなんやん?
こんくらいの大きさか?」
と言っても、母も説明しかねてます。
ま、材料と作り方はあってました。
言うたら、作ってきてくれるだけでありがたい。
とは言ってくれましたが。
最近はこう言う風習も廃れて、する人も少ないそうです。
母がおってくれるうちに、少しでも聞いておきたいですねえ。