お菓子な日々

お菓子作り大好きなおばさんのブログです。

帰りたいのう… 帰りたいのう…

脳梗塞で1月に入院した母。

3月8日に転院致しました。

最初は、心臓にペースメーカーを入れている関係で、循環器内科でかかりつけになっている先生が主治医として受け入れて下さいました。

今の制度は、こう言った脳疾患などは、急性期の病院で2ヶ月以内、続けて、回復期の病院で150日以内の入院しか認めてもらえません。

その期間が過ぎると、自宅へ帰るか、施設へ入るか、どこかの病院を転々とするか…と言うことになるそうです。

転院初日。

早速看護師さんが来られました。

病院の入院説明書を渡された後、最初にこかれたのは、

「退院したら、お母さんはどのようになさるおつもりですか?」

厳しい質問ですねえ。

右半身不随、全介助の今の現状で、5ヶ月後の計画を聞かれるわけですから。
うさママたちはの相談はしてはいません。
ただ、個々に、このままでは連れて帰るのは無理やなあ。自宅ではとてもとても…、
と言うことは話しあってはいました。
ただ、母に対しては、「頑張って、リハビリして、家に帰ろな。」
「ベット、今のでは使い勝手が悪いから、病院のみたいに、電動で高さも変えられて、頭や足が上がるのに入れ替えよな。」
「帰ったら、また、みんなあで寄って、ご飯食べよな。」
と言って、励ましてはいました。

それを、この場である程度具体的な決定を迫られたのです。

姉が代表して応えてくれました。
「ここで一人で車椅子に乗ったり、ポータブルトイレに移れるようにしてもらって、連れて帰りたい。」

先週水曜日、母は、心臓の状態はリハビリに耐えられるだろうと言うことで、リハビリテーション科に移りました。
翌木曜日午後からリハビリ開始です。

今までの、30~45分と言うリハビリと違って、麻痺している部分をほぐして、動くようにする理学療法、物を持ったり、麻痺している部分を使って作業をする作業療法、言葉や食事、飲み込みをやり易くする言語聴覚療法と3つもあります。

しかも、それがそれぞれ小一時間ずつ。

母、すっかり参ってしまい、食事もなかなか食べたれません。

そりゃあそうでぅよねえ。
95歳ですよ。

母、えらい、えらい~(しんどい、身体が辛い)と言う意味ですが、本当にクタクタです。

「こないせんと、ここにはおいてもらわれへんのんこ」
「お母ちゃんな、家に帰るんやろ。このままやったら誰もみられへんのんやで。
せめて、てつどうてもう手でも車椅子に乗れて、ポータブルトイレに移れるようにならんとなあ。
ほれに、デイサービス行くんやろ。
パジャマで行かれへんやろ。
着替えられるようにせなな。」


うさママ、背中をさすりながら、母を慰めるとも、説得するともつかぬ言葉です。
挙句、母の言うこと。
「どこぞう、わしの入れる施設はないんこ?」
施設に入る気などないくせにそう言い出します。
辛いんですよねえ。

そして夕方になると、
「帰りたいのう、帰りたいのう…」

が始まります。
長男の名前を呼んでは、連れてかえってくれぇや、迎えにきてくれぇや、助けてくれぇや」
の繰り返しです。
夜の付き添いが無いので、心細いのでしょうねえ。

長男である弟も、今帰っても、わしもここまでようせんで、と言ってます。

お母ちゃん、出来る範囲でええから、リハビリ頑張ってな。
そして、家に帰ろな。
みんなで協力して、お母ちゃんが家で暮らせるようにするからな。
ほんでも、デイサービスは行くんやで。
ほやないと、みんな、共倒れになるからな。