だいどころにも はるがきた 島津和子 さく 福音館書店
4月になって初めての、小学校でのお話しかい。
子どもたちはそれぞれ、進級、入学で新しいクラスになっています。
うさママの担当は1年生。
ついこの間まで幼稚園や保育所だった子供たち、さあ、どんな反応をするか、どうやって、絵本の方に興味を向かてもらおうか...。
うさママ、実物を持って行くことにしました。
教室に入ると子どもたちから、
「だれ、この人?」
という声が聞こえてきました。
みんな、自由帳に色塗りをしています。
妖怪ウオッチの図柄でした。
「上手に塗ってるなあ。
妖怪ウオッチか。
これ、なに?」
と聞いたら、教えてくれましたが、名前を忘れました。
子どもたちに、
「それじゃねえ、色塗りはそこまでにしようか。
机の中にお片付けしてくれるかなあ」
サッと片づけた子が数名。
そのうち一人を指して、
「あ、この子早いなあ、いちばんや!!」
というと、
「こっちも片付いてるで」
とあちこちから。
ほとんどが片付けました...1名を除いてね。
たくましい...入学早々...(^_^;)
ご挨拶の後、自己紹介、お話し会の説明をして、すぐにこれを取り出しました。
これ、なに?
たまねぎや~!!
(玉ねぎから出てる芽を指して)これは?
玉ねぎの芽!!
サッと答える子と、首をかしげてる子。
よう知ってるなあ。じゃあこれは?
ジャガイモ!!
(また芽を指して)これは?
こっちはちょっと反応悪いですが、ジャガイモの芽と言ってくれた子がありました。
おうちでこんなの見たことあるかな?
ある~~!!
ない!!
あ、カレーや!!
という声。
そうやなあ、カレーができるなあ。
後何がいる?
にく!!
チョコ!!
ご飯もいる!!
と、乗ってきたところで読み聞かせ開始。
表紙は何の菜っ葉でしょうかねえ。
派手に花が咲いてますねえ。
中表紙には、普通の玉ねぎ、ニンジン、ジャガイモの絵。
じゃがいも、玉ねぎ、にんじん...と次々、箱や、アミ、かごの上から
にょきにょく出ているもの...出てきたのは、ジャガイモ、玉ねぎ、
キャベツの目や花芽。
続いて、ざるの中には黄色い花。
子どもたちの中から、
ブロッコリーや!!
そう、ブロッコリーの黄色い花が咲いていたのです。
よく見ている子がいますねえ。
というか、おうちでお台所のお手伝いをしてるのかな?
次は新聞紙で包んだ花束のようなもの。
正体はねぎに大根、ニンジン。
ここでも、
「大根や!!」
「ニンジン!!」
と声が上がります。
だいどころの やさいにも
はるが きたことが わかるんだね。
と、おしまいは、ここまで出て来たやさいたちの大集合です。
最後のページは植木鉢に植わった植物の絵と、ジャガイモ、という名札。
最後に裏表紙を見せます。
裏表紙はジャガイモの花。
子どもたちにそういうの忘れました、あはは(^_^;)
1年生、つかみは成功でしたね。
この1年、楽しくやれそうです。