いけのおと 松岡達英作 福音館書店
表表紙には、横長の円形の中に、静かな池の風景。
葉っぱの上にはカエル、カタツムリ、トンボ。
池上を飛ぶ蝶。
水面のミズスマシ。
水草やゲンゴロウ虫。
池のほとりの風景が、水面の水鏡に映っています。
「ちいさな あまがえるくんの いけの おはなしです」
と始まります。
夜の池の様子。
蛍がお尻を光らせながら、飛び回っています。
ウシガエルが、顎の袋を膨らませて鳴いています。
雲の間からはお月様。
夜の池に雨が降り、夜明けとともの雨が上がった。
ぽちゃん ぽちゃーん
ぶんぶんぶん
おひさまがのぼると むしたちがやってくる
いろんな音が聞こえて来ます。
毛虫のウンチの落ちる音
蜂の飛ぶ音
ウシガエルの鳴く声
イナゴやバッタが、草を食べる音
子供達が虫取りにやって来ます
急いで池に飛び込んだカエルの、
じょっぼーん
という音で終わります。
裏表紙
子供達も去って、池に静寂が戻ります。
夏休みに、幼い子や低学年の子供達と、じっくり眺めたい絵本です。
今日の読み聞かせ会で、2年生に読みました。